日本号のちょい呑み配信3

 「そっかぁ、長谷部は『日本号のちょい呑み配信』知らなかったんだね」 朗らかに笑う主に、出そうになった溜め息をぐっと堪えては相槌を打った。 うちの日本号が「ちょい呑み配信」の日本号である予感を覚えたのは先週のこと。しかし…

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日本号のちょい呑み配信2

  人が行き交う盛り場に蝉の鬱陶しい鳴き声と共に生温い風が通り抜ける。見上げれば快晴が広がっていて、自分が覚えている不快感はどこから来るものなのかと顔が歪む。梅雨明けはした筈なんだがこうも空気が湿っていると気温が高くなっ…

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日本号のちょい呑み配信1

 時は二二〇〇年代、刀剣男士の存在は日常の一部となっていた。『加州清光の闇鍋ラジオの時間がやってきました。この番組のディスクジョッキーは勿論あんたの初期刀、加州清光だよ』 文机に乗るラヂオから聞き馴染みのある加州の声が聞…

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