真偽はのちほど
明日の現代遠征に向けて荷造りをしていた日本号に、同じく荷造りをしている長谷部が不意に提案した。「俺がお前に結婚指輪をつけてくれないかと頼んだら、つけてくれるか」「断る。装飾品は首飾りで十分だし、慣れねえもんを手につけた…
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続きを読む →ステータスについて独自解釈あり。 早速題名回収だが、俺は目が悪い。見た目がどうこうではなく、視力があまりに悪い。どれくらい悪いかというと、顔の前に物を持ってきてようやく見えるくらい。偵察となると敵の刃先が己の身体に届く…
続きを読む →へし切り長谷部は冬の刀剣。などと一部で言われているらしい。だが、それは冬の季節に強いというわけではないようだ。 自分は他の男士に比べて寒さに弱いらしく、冬の寒い時期に入ってからというもの毎日のように寒さに体を強ばらせて…
続きを読む →遠征終わり。賑わう街角を颯爽と歩き、俺たちは一軒の居酒屋を目指す。 繁華街の隅にあるその店は日本号のお気に入りで、現代遠征で飲みに行くと言ったら大抵はこの店だと決まっていた。そうして任務を終えた俺たちは「どこに行こうか…
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続きを読む →布団の中で微睡んでいると、部屋の外の賑やかさに思わず瞼を開けた。 夜戦に行っていた連中が帰ってきたのか。夕餉後に出陣したので、起きている内に帰ってくると思ってなかったのだが大分早い帰城だ。順調に任務を終えたか…誰か重傷…
続きを読む →強風吹き荒れ草木舞う中、日本号は長谷部を抱きかかえて歩いていた。 服や髪は乱れに乱れ、ひどく土がこびりついているのか、全体的に煤けて見える。もはや飛んできた草木が髪に絡みつくことなど些細に思える。周囲は手向の酒が間に合…
続きを読む →街の片隅に、その居酒屋はあった。 古めかしいビルの一階。カウンター席が10少しばかりしかないとても小さな居酒屋は、三代続く息の長い店だった。元々は私の祖父が喫茶店として始めた店だったが、その跡を継いだ母が大衆酒場として…
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